[新聞] 一茂主演映画「ポストマン」
ミスターとの子供時代思い出す…一茂主演映画「ポストマン」
「体の一部になりました」という自転車を操り、気持ちよさそうに坂を上った長嶋一茂
=千葉・いすみ市
タレントでプロ野球巨人球団代表特別補佐の長嶋一茂(41)が2日、千葉県いすみ
市内の民家で、初企画した主演映画「ポストマン」(今井和久監督、来春公開)の撮影
に臨んだ。自転車にまたがると、時速60キロは出せるという自慢の脚力を披露。一方
、父の長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(71)と一緒にいられず寂しかったという子供時
代や、映画のテーマとなる家族愛などについて、熱弁を奮った。
◇
千葉・外房の長閑(のどか)な田園風景の中に建つ民家。郵便局員の制服に身を包ん
だ一茂が額に汗を光らせ、りりしい表情で熱演をみせた。
「ポストマン」は一茂扮する、妻に先立たれた郵便配達員の龍兵、北乃きい(16)
演じる中学3年の長女あゆみ、原沙知絵(28)扮する長女の担任教師らのふれ合いを
描くヒューマンドラマ。「親離れできない父、親離れできない子供とそれぞれの成長を
描く物語」と一茂は説明する。この日は、父に反発してきたあゆみが龍兵に理解を示す
場面などを撮影した。
父親役を演じると、子供時代の父・茂雄氏の思い出がよみがえる。「あまり一緒にい
られず寂しかったですね。でもおやじとたまに会ってキャッチボールをするとうれしく
て、普通の子供より濃厚な時間を過ごしていたかもしれない」。現在は仁子夫人との間
に6月16日に3歳になる双子の女児を持つ。「今は僕が子供の頃からは信じられない
事件が起こる混とんとした社会。もう一度、家族愛を見つめ直したいと思った」。今作
品を製作する動機をそう語った。
映画主演は野球をテーマにした「ミスター・ルーキー」(平成14年)以来2度目、
出演は3度目だが、今回は企画にも取り組む。「前から映画の企画をしていたけど、3
年前に親父が(脳梗塞で)倒れ、自分にも子供が生まれて生活のリズムが崩れた。去年
3月あたりから落ち着いたので、やりたいと思っていたことをもう一度やってみること
にした」。
役柄に郵便局員を選んだ背景には、茂雄氏の存在があった。昨年3月に茂雄氏の文化
功労者顕彰を記念した「写真付き切手」が発売されることになり、その関係で各地の郵
便局を訪問。職員の献身的な仕事ぶりを見るうち、郵便局を舞台にしたドラマを構想し
た。
ただし注目された親子共演については「ありません。撮っていることすら知らないん
じゃないんですかね」と笑顔で否定した。
先月13日に始まった撮影は今月21日まで続く。巨人球団代表補佐としての仕事、
日本テレビ系「NEWS ZERO」水曜日担当のスポーツキャスターなど、多忙を極
める中での映画製作となるが、「絶対温かい作品になります」と仕上がりに自信をのぞ
かせた。
★「80キロ出せますよ」
ロケを行った民家前の坂道では、一茂が郵便配達用自転車にまたがり、自慢の脚力を
披露した。「知ってました? 郵便配達用の自転車って時速30キロぐらいしかスピー
ドが出ないんですよ。だからギアを変えて改造してもらったので、時速60キロくらい
出ますよ」。この日は通常の配達用自転車だったが、劇中では改造自転車も使用すると
いう。平成8年の現役引退後もジムで体を鍛え続けており、「もっと軽い自転車なら8
0キロ出せますよ」と豪語して、関係者らを沸かせていた。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200705/gt2007050301.html
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