[新聞] 吉永小百合が“ずぶ濡れ”で好演技連発!山田洋次監督も驚嘆
吉永小百合が“ずぶ濡れ”で好演技連発!山田洋次監督も驚嘆
女優、吉永小百合(62)の主演映画「母べえ」(来年1月公開)のロケが鹿児島県
・奄美大島で行われ、映画では自身初の“水泳シーン”に挑んだ。着衣のまま、溺れる
浅野忠信(33)を助けに海に飛び込み、見事なクロールを披露。「クロールよりバタ
フライの方が好きなんですけど」と茶目っ気を見せる文字通りの“水もしたたるいい女
”に、「ここまで泳げるとは」と山田洋次監督(75)もうなった。
◇
救助シーンが撮影された4月30日はあいにくの曇天。水深1.2メートル、水温が
12~13度の海に、小百合は薄手のワンピースでザブザブと入って行く。「山ちゃー
ん」。叫びながら、顔を上げた状態のクロールで約20メートル泳ぎ、溺れる山ちゃん
役の浅野のもとにたどり着いた。
「水に入ったときはすごく冷たく感じましたけど、入ってしまえば大丈夫」と小百合
。「透けてしまうといけないから」と水着やウエットスーツをつけず、普通の白い下着
で臨んだ。
小百合の水泳歴は15~16年。昭和41年の映画「白鳥」では、海で自殺するシー
ンで10秒も顔をつけられず、監督に怒られたが、今では、週に2回、1度に2000
メートル泳ぐ。平成11年の雪印のCMで見せたダイナミックなバタフライは有名だ。
この日も、水中でワンピースの裾が足にからんでもなんのその。本番直前、両腕をグル
グル回し肩の筋肉をほぐす姿は、熟練スイマーの貫禄たっぷりだった。
「母べえ」は昭和15年、治安維持法で夫を投獄された女性が、2人の娘とたくまし
く生きる物語。暗く辛い生活を強いられる母子が、父(とう)べえの弟子・山ちゃんと
海水浴で遊ぶ、劇中で唯一の明るく楽しいシーンが4月30日から撮影されている。
今回の救助シーンは小百合の泳ぎを話に聞いた山田監督が今年1月、「母べえの意外
な姿を見たい。クロールで泳いで欲しい」と依頼したものだが、実際にその勇姿を目の
当たりにし「見事にやって下さって…とてもぼくなんて出来ませんよ」と驚嘆した。
一方の小百合は、「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」以来34年ぶりの顔合わせとな
る山田監督の演出プランに応えようと、直前まで3回プールに通い、元モントリオール
五輪選手の三浦直子コーチに、立ち泳ぎから、シンクロの足使いまでを習い、撮影に備
えた。
「うまく行ったけれど、足が着いちゃって、(実力を)発揮するところまではいかな
かったかな」と小百合。2日に撮影予定の飛び込みシーンに腕を撫していた。
★ワクワク現場で小百合が充実クランクアップへ
1月28日に撮入した同作は2日にクランクアップ。34年ぶりに山田監督の演出を
受けた小百合は「自分の芝居がつたなくて、監督の思う通りの演技ができませんでした
が、ワクワクする映画の現場を久しぶりに体験しました」と充実した様子。また、山ち
ゃんを演じた浅野は「今までに演じたことがないような役。役の上でも芝居以外でも吉
永さんには助けられっぱなしでした」と語った。
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